カラダを変える呼吸をするには

東京・東日本橋で活動しています。竹野です。
カラダを見直すセッションを提供しています。
今回は私が大切にしている本来ある呼吸について書いていこうと思います。
Contents
本来あるべき呼吸とは
本来あるべき呼吸は、
その時の状況にあった呼吸が行えていること
です。
- 朝起きた時
- 電車に乗っている時
- 急いで階段を駆け上がっている時
- 仕事で議論している時
- 運動している時
- お酒を飲んで酔った時
- 本を読んでいる時
- 病気の時
それぞれの状況や体の状態で呼吸自体は常に変化しています。そのため「本来の呼吸」という正解の呼吸が一つあるわけではありません。その時々の呼吸があるのです。
本来の呼吸とは〇〇式ではない
最近では呼吸が色々なところでトピックとして上がっています。嬉しいことです。
本来の呼吸は胸式呼吸とか、腹式呼吸という分け方をしません。
深呼吸は腹式呼吸の事である。そのような考え方を一度横に置いてください。
本来ある呼吸は〇〇式のように自らが意識的にコントロールするものではなく、もっと自然なものであり無意識なものです。
あなたにできてほしい呼吸とは?
色々な状況や状態で変わるのが「呼吸」です。
では、どの状態を基準にして本来の呼吸ができているかをチェックしている方法をご紹介します。
それは「リラックスしている時の呼吸」です。正確に言うと「安静時呼吸」です。
上記の本の文中に
安静時の呼吸が、運動時の呼吸も決めている。安静時から呼吸過多の状態にある人は、運動時も呼吸過多になる。安静時に正しく呼吸していないのに、運動時だけ正しくなることを期待するのは無理がある。
と書かれています。
運動方法によっては呼吸にも変化することはできます。ただ、それには呼吸に対する基礎知識や技術が必要です。
そのため、まずはリラックスした状態の呼吸が適切に行えているかを知る必要があります。
私のセッションでは「可動域」「呼吸量」などを中心にチェックしています。特に可動域は本当に色々なことを教えてくれる優れものです。
みなさんが目を向けてほしい呼吸は「安静時呼吸」です。
今できることは何があるか?
みなさんができることは息を吐くことです。
鼻から軽く吸って、鼻から吐く。できる限り静かにです。
私のセッションでは手技を使って呼吸に関わる筋や関節にアプローチしますが、みなさん自身ができることの一つが「息を吐くこと」です。
↓↓こちらの記事にお腹や胸の動きについて書いています。
呼吸を観察する意味は?
呼吸というのは意識的にも、無意識的にも行われているものです。これらを観察することは「今の体の状態」を知る大きなヒントになります。
例えば寝ている時にイビキが多い人は本来の呼吸ができていないです。
呼吸は通常は鼻で行います。口ではないです。
そのほかにも
- 呼吸のテンポやリズム
- 鼻呼吸であること
- 胸やお腹の動き
- カラダの緊張の状態
などを観察し続けると、本来の呼吸ができているかを判断できるようになります。
まずは、今どんな呼吸をしているか観察してみましょう。
本来の呼吸を手にいれる為に
本来の呼吸を崩してしまうには色々な理由があります。
- ストレス
- 食生活
- お酒
- 運動
- カラダの構造
- 日頃の癖
- 口呼吸
その崩している理由や状況をセッションを通して改善していきます。
本来の呼吸ができていないことは、息の吸い方や吐き方が問題ではありません。もっと体にとって複雑なものが原因としてあります。
それをセッションを通して見ていきます。
呼吸をしてみよう。
動画のように仰向けに寝ます。
①肋骨の下からお腹のあたりに手を置きます。
②そのまま、静かに鼻呼吸を続けてください。ちょっとずつ、肋骨が沈む感覚が出てくるのを感じてください。
お腹に手を置くと、お腹が暖かくなってくると思います。手を置いておく時間が10分位経つと迷走神経と言う神経が活性化され、リラックスしやすい状態になります。
まずはリラックスしやすい環境を作ることが、構造や動きを変化を生みます。
次にキャット&ドックという動きに対して呼吸をおこないます。
この運動で背中が丸くなった時。
この時に、鼻から息を吸って、鼻から吐きましょう。どこに呼吸が入るか、体がどんな動きをしているかを感じてみてください。
浅い呼吸を改善したい方へ
最初に出来ることはリラックスしている時に、どんな呼吸をしているか観察することです。
呼吸はカラダの状態を表してくれます。呼吸が浅いと感じる方、疲れやすい方、肩こりが辛い方などは全身から見直してみることをオススメします。
↓↓カラダにを見直すセッション
おまけ
一つ上記にある本もオススメですが、こちらの本もオススメです!