竹野健太郎のボディワーク

エクササイズフォームを鏡で確認してはいけない

エクササイズ中にフォームの確認はしないこと

先日、私自身のトレーニング中に若い女性がスクワットをしているではありませんか。素晴らしいですよね。職業柄の悪い癖でトレーニングフォームを見てしまうんですね。女性の方もエクササイズフォームを気にしているようで、とても意識が高くトレーニングされているなぁ〜と感じました。素晴らしい!!

だからこそ、勿体ない!!

女性はスクワットのフォームを横側にある鏡でチェックするんです。特にボトムポジションに置いてです。ボトムポジションは下記の写真のような位置です。お尻が一番下に下がるポジションです。

この下に下がった状態で横の鏡で下がり方をチェックしてしまうのです。

  • フォームをチェックしようと首を捻った段階で、バランスが変わり本当のチェックにならないことが多い。
  • 目で確認してしまう為に関節などから入る情報が減るため、本来フォームを完成させる感覚が得られない
  • フォームをチェックすることは自分で良し悪しを判断する為、余計な思考はエクササイズ中の集中力を減らす可能性がある
  • エクササイズフォームは強度(重さなど)が上がるほど癖や崩れが出る為、目で確認するほど余裕がある場合は、本来の修正ポイントが現れない場合もある

などなど、眼で確認することは、あまりオススメしません。ちょっと非効率です。

エクササイズ中は体の感覚に集中すること

身体がどのように重さを挙げているか、という感覚を感じるのは難しいです。特に重くなればなるほど難しいですし、疲労が出てくるほどフォームも崩れます。エクササイズフォームが大切な理由は「怪我をしないこと」です。これは絶対です。スクワットの場合であれば、バーベルの重さをどのように扱っているかという体の感覚は大切になります。下記を感じてみましょう。特にフォームを綺麗にしようとしている段階の方は、体がどのように動いているかを感じてみてください。

  • 足裏のどこに荷重を感じるか?
  • 股関節の曲っている感じはどんな感じか?
  • どのあたりの筋を使っている感じがするか?
  • 目線はどこみているか?
  • 体幹部に余計な力が入りすぎている部分はどこか?

重たい重量を扱っているときは上記のことは気にせず、集中して挙げましょう。そもそも、そんな余裕はないです(笑)

動画でチェック

じゃあ〜どうすればいいの?って話になります。

↓↓私が動画を使ってスクワット動作を修正したブログ記事を読んでください。
ちょっとの違いだけど、大切な違い。股関節を使うこと
動画が撮れる場所が限られていますが、こういう方法もあると思ってください。

適切な指導を受けること

これが一番良いです。費用はかかりますが、体に投資することってあなたの生活や仕事を支える体を大切にすることですから無駄にはなりません。スクワットという動作は誰でも知っている運動ですが、適切に行うこと、さらに重さを加えても適切に行うことは非常に難しいです(本来なら)。これから、ちゃんと筋トレしようと考えている方、ボディーメイクしたい方は6回〜8回程度はパーソナルトレーニングを受けることをオススメします。回数が必要な理由はトレーニング方法を知ることではなく、できるようになるためです。できるまでには時間が必要です。焦らずに身につけてほしいです。