上肢・下肢のライン。セミナー内容一部公開!
- 2017年10月27日
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ラインを知る
ラインもしくは軸として考えられると思います。基本的には身体の体節がどのポジションにあるのかをみる基準として活用しています。下記のブログのなかにもラインの考えかいてありますので、参考にしてみてください。
今回はエドモーピンの書籍から画像を引用させて頂いています。
ラインの考え方
身体のライン(軸)は下記の3つを一つの基準として考えます。
- 矢状面
- 前額面
- 水平面
軸などの考え方は人によります。そもそも軸とは・・・。と言い始めるといろいろな意見があるとおもいますが体節のポジションと動きの基準の一つとして私は考えています。一つの面で考えるというより、3面から考えながら姿勢をざっくりと観察する時に活用しています。
手のライン
肩・上腕・前腕・手がどのポジションにあるのかを見る上で一つの基準になると思います。このラインが整っていることは良いことですが、整っていないからダメというわけではないと思っています。
上肢の場合は、
- 肩
- 肘
- 手首
- 第3指
でイメージします。完全に目測ですから感覚的な部分があると思いますがライン上で動きが出てこない時は何しかしらの動きに制限があることが多いです。とても抽象的な感じですが、セッションをしていると、それを感じることがあります。
手を作る
手のラインは第3指になります。この第3指は「探る手・見る手」としての機能があると言われています。ポケットの中にある鍵を探すときに活用する指です。個人的には母指ではなく中指・示指でアプローチすることが多いため、このラインを意識すると身体全体を使ってアプローチできるイメージがあります。要は手のラインをつくることで無駄な力みがなくなり「見る手」としてアプローチできると考えています。指が作れない人はラインを意識してみるといいかもしれないですね。
脚のライン
下肢の場合は、
- 股関節
- 膝
- 足首
- 第1・2趾間
個人的には上肢よりもイメージし易いです。見た目のラインと動きの制限を総合的に考えると良いと思います。
あくまで基準
ラインや軸は囚われるものではなく、一つの基準です。いろいろある評価のうちの一つです。ただ、このラインを知っておくと、ちょっとした違和感に目が止まることがあります。最初のうちは見るだけでもやってみると気づかなかったことがみえてくるかもしれないですね。