浮き足趾!身体を支える支持基底面:セミナー内容一部公開!
- 2017年11月8日
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足趾(足の指の役割)
足趾の色々とある役割の一つは支持基底面を広げることです。そして支持基底面の話に欠かせないのがバランス(平衡)です。人が立っている姿勢を維持するには支持基底面内に重心が収まっている必要があります。重心が支持基底面を外れると必ず転倒します。
足趾が地面についていること
先に結論から言うと「足趾が機能していること」は支持基底面を拡げることになります。そして、支持基底面が拡がることはバランスを維持するうえで大切な一つの要素になります。
膝を曲げてもらった状態で足趾の状態を見ます。膝の曲げ方や股関節の状態にもよりますが、できるだけラインを整えた状況で足趾の状態を観察します。写真のように母趾球が地面に接地していないことが多いです。
アプローチをしてみると
これだけでもクライアントさんの感覚としては「地面に足がついている感覚ってこんな感じなんだ!」と驚かれます。足部が足部として機能することは転倒予防や姿勢に大きく関わってきます。
足趾の状態をみる
これから2枚の写真を見てもらいます。1枚目は男性、2枚目が女性です。
なんとなく違いがわかりますか?わかりやすいように1本線を引いてみましょう。
ざっくり言えば、中足骨に対する足趾の位置も評価になります。1枚目の男性の足趾は浮いている状態に見えますが、実際の立位姿勢では足趾は地面に着いています。どちらかというと踵の接地が甘いと考えることが多いです。なぜ、足趾が浮いている理由は足部だけの問題ではないことが多いので、その点についてもセミナーでお話しできればと思います。
支持基底面を拡げる
支持基底面は両足の裏面とその間の領域となります。図にするとこんな感じ。雑ですみません。
先ほど書いたように足趾が浮いている=立位姿勢時に足趾が設置していないではないです。ただ、足趾があの状態だと足底が適切に接地が出来ていない可能性はあります。支持基底面を拡げておくことはバランスを保ちやすくなる一つの要素です。普通の立つことと、つま先立ちのどちらがバランスを保持しやすいかを考えるとわかりやすいと思います。地面と唯一接地する足部・足関節だからこそ機能的に使えるようになりたいですね。
12月17日セミナー
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