竹野健太郎のボディワーク

姿勢と眼についての体験。谷町眼鏡店

飯田橋・赤坂で活動中、「カラダを見直して見ませんか?」の竹野です。

今回は私の斜視について、大阪の谷町眼鏡店の神田先生とのお話です。

私も、これをきっかけに「視野の状態」を考えながらセッションを行うようになりました。実は目の見え方によっては首の柔軟性や緊張というのは変わります。

ぜひ、最後まで読んでくださいね!!

谷町眼鏡店に行ってきました。

IMACの頭頸部・顎・眼のクラスで大阪に行っていましたので、大阪にある神田さんの谷町眼鏡店にも行って来ました。そもそもは、神田さんが東京で眼のセミナーをされたのきっかけに私の斜視についてご相談させて頂き、今回に至りました。

斜視の矯正メガネの作成

斜視にも色々な原因があるそうです。私のケースはが外眼筋の影響があるようですが、水晶体の屈折以上などの原因、脳による原因もあるそうなので必ず専門家に相談しましょう!

 

さて、眼鏡を作るにしても私の眼の状態が分からなければ、どんな眼鏡が必要かわかりません。ずいぶん前に眼科で行った斜視の検査とは違う検査もあって「斜視であるかを調べること」と「斜視の状態を調べること」は違うんだなぁ〜と感じました。

結果、約16度ズレている

私の場合、眼の位置として左眼に対して右眼が上にきます。物体としては左眼はまっすぐ見れているけど、右眼は物体が下に見えます。僕の目はこんな感じ見えています。

神田さん曰く、機械で測れる角度を超えているようでアナログな道具で、その角度を測って頂きました。ズレ方が凄いようで「よく普通で居られますね」と言われました(笑)私の場合、焦点が合う位置があること、視力が悪くなかったせいで全く気付きませんでした。ただ、焦点を合わすと左側のように顎が上がり、左に傾きます。

レンズを入れて補正をすると右側の写真のように顎が下がり、傾きも減ります。レンズを入れて角度調整を行います。

問題は両眼視野のズレ

上の写真を見てもらえると分かりますが、両眼の焦点を合わせようと顎が上がり、左へ傾きます。顎を引いてまっすぐにすると上記の図のように上下に物がズレます。適切な首のポジションで両眼視ができないのです。

 

両眼視は立体視をするのに大切で、物体との距離感などに大きな影響を与えます。「よくこの眼で野球をやっていましたね」と言われるくらい両眼視というのは大切です。正直、もっと早く知っていればと思いましたけど、終わったことなので後悔はしていません。

バットを振るのも、ボールを取るのも顎が上がる

野球をしていた人ならわかると思いますが、スイングもボールを投げるのも、取るのも基本は顎を引きます。しかし、私の場合は上記のような顎が上がり、首を傾けないとボールが一つになりません。

打つ時もボールを取るときもボールが一つに見えなければいけません。だから、顎が上がります。でも顎が上がると眼とボールの距離が遠くなるので、最後までボールが追えません。

また、首がそのポジションにいないと見えませんから動きも制限が起こります。パフォーマンスにおいて結構なハンデだと思いませんか?

視力以外の眼の検査はしたほうがいい

私が斜視だとわかったのでは26歳の時です。私自身の結婚式当日にカメラマンに何度も「顎を引いてください」と言われたのがキッカケです。

視力は悪くなく、物は、はっきり見えていたので眼の問題があることさえ分かりませんでした。日頃の生活でも眼は大切ですが、スポーツをやる方は一度、両眼視機能検査してもらえるところで検査してもらうことをオススメします。

特に現役アスリートは一度やっておいて損はないです。

眼の機能と姿勢(おまけ)

私たちの視野には若干の偏りがあったりします。多くの人は右視野に偏っているようです(あくまでもの話ですので、実際には検査してみましょう)。私の場合は、左目が効き目で右目がズレていますので、ある一点を見つめた状態で右脚の片足バランスがすごく不安定になります。レンズを入れて右視野を確保すると一気に不安定さが改善されます。面白いくらい違うので、私自身も笑ってしまいました。

私たちの姿勢というのは無意識に制御している情報が沢山あるんだなぁ〜と改めて感じました!私のセッションでも少しですが、眼の動きを評価として取り入れています。

 

眼の動きを少し変化させるだけでも姿勢が変わったりします。姿勢や動きの改善には眼だけではなく、カラダの状態も大切です。ある意味、私がこんなに眼にズレがあっても大きな痛みや不調がないのはカラダの状態のおかげだと思っています。

↓↓カラダを見直すセッションをしています。

https://takenokentaro.com/archives147/

根本的な眼の問題は専門家にみてもらって下さいね。